キャッシングとクレカ現金化の違い

「お金に困ってしまった…」
「すぐに現金が必要」
そんなとき、まず思い浮かぶのは「キャッシング(借入)」ではないでしょうか。
クレジットカード現金化とキャッシングどちらを選ぶべきかについては、実はシチュエーションによって若干異なります。
いくつかの異なるポイントや判断基準をまとめましたので、まずは両者の違いを知ることからはじめてみましょう。

審査の有無

まず両者の「審査」について確認してまいりましょう。
当然、貸したお金が帰ってこないのは困りますので、お金を貸そうとする金融機関は「その人にお金を貸しても大丈夫なのか」を事前にチェックします。
具体的に、過去の借入や支払いの履歴などを記録した信用情報に基づき、貸し付けを行っても大丈夫な相手なのかを個別に判断します。
審査にはスピードに優れたサービスであれば20分から1時間、金融機関によっては数日を要するのが一般的であり、当然審査に落ちてしまった場合は融資を受けることはできません。
そのため、時間的に余裕が無い・突発的にお金が必要となった等のシーンで利用する場合には注意が必要です。
一方でクレジットカード現金化には審査そのものがありません
なぜならばクレジットカード現金化はショッピングで買い物をし、同商品を買い取る又はキャッシュバックして現金を得るという仕組みを採っており、言わばネットショッピングをするのと同じであるからです。
したがってクレジットカード現金化には審査がなく、延いては自分名義のカードさえあれば誰でも即座に利用が可能ということになります。(ただし、ショッピング枠の残高が残っていることが条件です。)
なるべく素早く現金を手にしたい場面であればクレジットカード現金化がおすすめと言えるでしょう。
なお、クレジットカード現金化は融資ではなく古物の売買にあたるため、利用するにあたっては古物営業法に基づく「本人確認(身分証の確認)」が必要となります。
手元にあらかじめ身分証明書をご準備頂けると、よりスピーディーに取引を進めることが可能です。

限度額の違い

次に、両者の「限度額」についても比較してゆきましょう。 消費者金融(キャッシングやカードローン)やクレジットカードには、利用者の収入に応じて利用できる上限が設けられています。
これを一般的には限度額といい、当然ですが限度額を超えた金額の融資を受けることは原則としてできません。
限度額は、消費者金融のキャッシングは10万円程度、クレジットカードの場合は30万円程度からそれぞれスタートし、徐々に上がってゆくというのが一般的です。
これは、簡単に言ってしまうと「これまで取引の実績がない得体の知れない相手に対していきなり大金は貸せない」ということを意味します。

全く同じ収入であっても消費者金融の方がスタートの限度額が少ないケースが多いため、例えば「どうしても20万円必要」というケースの場合、消費者金融のキャッシングでは希望金額に届かない可能性も考えられます。
クレジットカード現金化には限度額という概念が基本的になく、ショッピング枠の残高内であればいくらでも利用可能ですので、利用したい金額によってはクレジットカード現金化がマッチすると言えます。
それでも限度額に届かない場合はクレジットカード会社側にショッピング枠の上限変更を申し込み、上限額を引き上げることも可能です。

信用情報への影響

最後に「信用情報への影響」についても確認しておきましょう。
信用情報とは、借入状況やその返済状況、クレジットカードの利用履歴、申し込み状況などが記録された情報のことです。
同情報はCICやJICCといった所謂「信用情報機関」によって記録・保管・管理されており、加盟する金融機関は5~7年分の記録を閲覧することができます。
つまり、返済の延滞歴や未納が無いかを遡って確認することができ、万が一同情報に傷があると審査に落ちてしまう可能性が高くなる、という訳です。
傷がある状態のことを一般的に「信用ブラック」といい、前述した通り最短5年間から最長で10年間記録が残りますので、一度この状態に陥ると長期に亘って弊害が発生すると言えます。
なお、キャッシングを利用した場合は「借入状況」が、クレジットカード(ショッピング)を利用した場合は「月々の請求金額」が記載されるという点で異なります。
どちらを利用するにしても未納を避けるのは言うまでもありませんが、「借金をしていた」という事実を知られたくない又は履歴に残したくないというのであればクレジットカード現金化を選んだ方が良いでしょう。(客観的にはクレジットカードの利用歴でしかないため)

比較表

キャッシング クレジットカード現金化
金銭消費貸借契約 どんな取引? 売買契約
あり
※審査に落ちた場合は融資不可
審査はある? なし
※ショッピング枠は必要
10万円前後 限度額の違い
(新規の場合)
30万円前後
借入金額や返済状況が記載される 信用情報 クレジットカードの請求額(各月分)が記載される

返済について

前述した通り、クレジットカード現金化は「(1)ショッピング枠を使って指定の商品を購入」「(2)現金化業者が換金率に応じた金額で買い取る」という取引のため、当然ですが後日利用した金額分を支払わなければなりません。
請求日や引落日はクレジットカード会社や設定によっても異なりますので、まずはご自身がどのような契約になっているのかを確認すると良いでしょう。(各クレジットカード会社の「マイページ」等で確認することが可能です。)
例えば、毎月15日締めの翌月10日払いの場合ですと、9月30日に決済した分は11月10日に支払うことになります。(9月16日から10月15日までの利用分)
このように、多くのクレジットカードでは決済後1か月から2か月後の支払いとなりますので、どのタイミングで請求が来るのかを予め確認しておくようにしてください。

分割払いという選択肢も

支払いのタイミングだけではなく、返済方法(分割or一括)についても計画を立てておくようにしましょう。
仮に支払い日までにまとまったお金が入る予定が無い、まとまった金額のため中々一括で支払うのは厳しい等であれば、分割で支払うという手もあります。
ショッピング枠利用分の支払いについては、一括払いの他、2回払いや分割払い(3回以上の支払い)、リボ払い、ボーナス払いなどがありますので、状況に合わせて上手に使い分けてみてください。

2回払い 分割払い
クレジットカードの利用分を均等2分割にして、2回に分けての支払いにする方法。手数料や利息は発生せず、あくまで購入金額を2分割して払うだけなので、デメリットも特にはありません。一括での支払いはどうしても厳しいが、支払いはなるべく早く済ませてしまいたい、という方におすすめの方法です。 3回以上に分けての支払いを分割払いと呼びます。分割する回数は利用者が任意に選ぶことができ、最大で36回まで分けることができます。1回あたりの支払い金額を小さくすることで、無理のない返済ができるというメリットがある反面、債務が長期間残ってしまうことや手数料・利息が発生するといったデメリットもあります。
リボ払い ボーナス払い
毎月の支払い金額をあらかじめ一定金額に固定して返済できる方法です。分割払いよりも1度あたりの支払い額を小さくすることも可能ですが、分割払い同様に手数料・利息が発生する点に注意が必要です。さらにリボ払いは毎月固定の支払い額の中からまず利息を支払い、残りが元本に充当されるという形が取られるため、分割払い以上に支払いが長期化しがちです。 その名の通り、ボーナスの支給に合わせて支払いをする方法です。ボーナス1回払い・ボーナス2回払いとあり、一般的にボーナスが支給される7月と12月の翌月、つまり8月と1月が支払い期日となります。(1回払いならば利用日に応じて8月か1月のどちらかで一括払い)ボーナス払いには利息が発生しませんが、2回払いの場合手数料が発生する点にご注意ください。

なるべく長期化させないことが大事

クレジットカード現金化で利用したショッピング枠決済分は、少しずつでも支払いをしていかなければなりません。
長期化すればするほどその分多くの金利を支払わねばならなくなりますので、支払いは可能な限り短いスパンで、長期化させないことが大事です。
例えば、リボ払いや分割払いはたしかに1月あたりの支払い金額を小さくして生活への負担を軽減してくれますが、簡単に苦しい状況を先送りできてしまうため、次第にそれに甘える癖がついていきます。
そして気が付けば債務がまったく減らずに利息だけを払い続けるような状況、いわゆる多重債務へと陥るケースが非常に多いのです。
一括、2回、ボーナス1回払いには手数料や利息が発生しないという大きなメリットがありますので、この辺りのサービスも上手に活用し、できるだけ早く支払うようにしましょう。

利息 手数料 支払期間
一括払い なし なし 短い
2回払い なし なし 短い
分割払い あり あり 長い
リボ払い あり あり 長い
ボーナス一括払い なし なし 短い
ボーナス2回払い なし あり 長い

信用できる業者選びを

クレジットカード現金化は、一時的な現金のピンチを救ってくれる非常に便利なサービスですが、それをきっかけに多重債務生活に陥る危険性があります。
大事なのは支払いまでをしっかり見据えた計画的な利用を心掛けることです。
残念なことに、無茶な提案をするクレジットカード現金化業者も少なくありません。
また、良いことばかりを謳い、クレジットカード現金化のリスクを十分に説明しないまま取引を進める悪徳業者も多く存在しています。

Reliefが28年という長期間に亘って運営を続けてこられたのは、ひとえに利用者様に対して誠意ある対応を続けてきたからに他なりません。
今後も「クレジットカード現金化に対する理解を深めてもらった上でご利用いただくこと」「無理のない返済を考慮したご提案」に努めてまいりますので、クレジットカード現金化のことでお悩みであればぜひReliefへご相談ください。

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