クレジットカード現金化は、ショッピング枠を使って指定の商品を購入し、それを業者が換金率に応じた金額で買い取る、という形で行われます。
つまり、ショッピング枠で決済した金額分の支払いをしなければならなくなります。

支払い方法は選べる

ショッピング枠利用分の支払いについては、一括払いの他にもいくつかの方法の中から選ぶことができます。
それぞれ簡単に説明いたします。

2回払い

カード利用分を均等2分割にして、2回に分けての支払いにする方法。手数料や利息は発生せず、あくまで購入金額を2分割して払うだけなので、デメリットも特にはありません。
一括での支払いはどうしても厳しいが、支払いはなるべく早く済ませてしまいたい、という方におすすめの方法です。

分割払い

3回以上に分けての支払いを分割払いと呼びます。分割する回数は利用者が任意に選ぶことができ、最大で36回まで分けることができます。
1回あたりの支払い金額を小さくすることで、無理のない返済ができるというメリットがある反面、債務が長期間残ってしまうことや手数料・利息が発生するといったデメリットもあります。デメリットを考えると、あまり積極的に選ぶべきではない方法です。

リボ払い

リボ払いとは、毎月の支払い金額をあらかじめ一定金額に固定して返済できる方法です。
分割払いよりも1度あたりの支払い額を小さくすることも可能なことから、非常に利便性が高いように思われがちですが、安易な選択には注意が必要です。

まず、分割払い同様に手数料・利息が発生すること。そしてリボ払いの場合、毎月固定の支払い額の中からまず利息を支払い、残りが元本に充当されるという形が取られるため、分割払い以上に支払いが長期化しがちです。毎月の支払いが楽に感じる分、借金を負っているという感覚も薄れがちになり、債務を負っているのが常態化していく恐れがあります。

ボーナス払い

その名の通り、ボーナスの支給に合わせて支払いをする方法です。ボーナス1回払い・ボーナス2回払いとあり、一般的にボーナスが支給される7月と12月の翌月、つまり8月と1月が支払い期日となります。（1回払いならば利用日に応じて8月か1月のどちらかで一括払い）

ボーナス払いには利息が発生しませんが、2回払いの場合手数料が発生しますので注意が必要です。
ボーナスと言うと、会社勤めのサラリーマンがもらうものというイメージがありますが、この支払方法はボーナスをもらっていなくても選ぶことができます。
支払い期限までかなりの猶予を設けることができるので、うまく活用すると良いでしょう。

	利息	手数料	支払い期間
一括払い	なし	なし	短い
2回払い	なし	なし	短い
分割払い(3回以上)	あり	あり	長い
リボ払い	あり	あり	長い
ボーナス一括払い	なし	なし	短い
ボーナス2回払い	なし	あり	長い

支払いはなるべく長期化させないように

クレジットカード現金化で利用したショッピング枠決済分は、翌月以降に支払いをしていかなければなりません。
苦しい状況で現金化に頼る方が多いという前提からすると、これを必ず一括で返済しましょう！と勧めることには多少抵抗が生まれます。

ただし、これだけは間違いなく言えるのですが、支払いは可能な限り短いスパンで、長期化させないことが大事です。そういった意味で理想は一括払いです。
一括、２回、ボーナス１回払いには手数料や利息が発生しない、という大きなメリットもあります。利息を払って得することは何一つとしてありません。これはなるべく回避しましょう。

利息や手数料についての解説はこちら